「釣り餌」の基本的な読み方は「つりえ」です。魚を釣るために針へ付けたり、魚を集めるために水中へまいたりする餌を意味します。
会話では「つりえさ」と読む人もおり、意味は十分に通じます。ただし、国語辞典の見出しや釣りの専門用語として確認する場合は、まず「つりえ」と覚えておくのが適切です。
- 基本的な読み方:つりえ
- 会話で使われることがある読み方:つりえさ
- 意味:魚を釣るために使う餌の総称
- 「釣餌」と送り仮名を省いて表記する場合もある
この記事では、「つりえ」と読む理由に加え、生き餌、刺し餌、撒き餌、餌木など、釣りで頻繁に登場する言葉の読み方も解説します。
釣り餌の正しい読み方は「つりえ」
辞書や釣り用語では「つりえ」が基本
「釣り餌」は「つりえ」と読みます。「釣り」は魚を釣る行為、「餌」は魚を誘って食わせるものを表し、この2語を組み合わせた言葉です。
「餌」という漢字は、単独では一般に「えさ」と読みます。しかし、別の言葉と組み合わさった複合語では「え」と読むことが多くなります。「釣り餌」もその一例です。
読み方を分解すると、次のようになります。
- 釣り:つり
- 餌:え
- 釣り+餌:つりえ
なお、表記は「釣り餌」が一般的ですが、「釣餌」のように「釣り」の送り仮名を省くこともあります。どちらも読み方は「つりえ」です。
「つりえさ」は間違いなのか
「つりえさ」という読み方も日常会話では使われています。「餌」を普段どおり「えさ」と読んだ自然な言い方であり、聞き手に意味が伝わらないわけではありません。
ただし、読み仮名を問われた場合や、辞書に沿って表記する場合は「つりえ」とするのが基本です。使い分けは次のように考えると分かりやすいでしょう。
- 学校の問題、辞書、記事の読み仮名:つりえ
- 釣具店での会話や日常会話:つりえ、つりえさのどちらでも通じやすい
- 文章で誤解なく伝える場合:「釣り餌(つりえ)」と最初に読みを添える
つまり、「つりえさ」がまったく通じない誤読というより、標準的な読みとしては「つりえ」を優先するという関係です。
「餌」はなぜ「え」と読むのか
「餌」には複数の読み方がある
「餌」の代表的な読み方は、訓読みの「え」「えさ」と、音読みの「ジ」です。現代の一般的な文章では、単独なら「えさ」、釣りに関する複合語なら「え」がよく使われます。
| 表記 | 読み方 | 使い方・意味 |
|---|---|---|
| 餌 | えさ | 動物に与える食べ物。単独で使う一般的な読み |
| 釣り餌 | つりえ | 魚釣りに使う餌の総称 |
| 生き餌 | いきえ | 生きた状態で使う虫、小魚、エビなど |
| 撒き餌 | まきえ | 魚を集めるために水中へまく餌 |
| 刺し餌 | さしえ | 釣り針へ直接付ける餌 |
| 擬似餌 | ぎじえ | 生物や餌に似せて作った人工の餌 |
このように、「餌」が後ろに付く釣り用語では「え」と読む例が多数あります。「釣り餌」だけが特殊なのではなく、釣り分野に共通する読み方と考えると覚えやすくなります。
「えさ」と読む場合との違い
「餌」を単独で使う場合は「えさ」が自然です。例えば、「魚に餌を与える」「餌を買う」という文章では通常「えさ」と読みます。
一方、言葉の後ろに付いて特定の用途や状態を表す場合は、「え」になる傾向があります。
- 単独の餌:えさ
- 釣るための餌:釣り餌(つりえ)
- 生きている餌:生き餌(いきえ)
- 魚を寄せる餌:寄せ餌(よせえ)
ただし、日本語には慣用的な読み方も多く、すべての複合語が必ず「え」になるとは限りません。釣りで頻出する言葉をひとまとまりで覚えるのが確実です。
釣り餌に関連する言葉の読み方
生き餌・活き餌は「いきえ」
「生き餌」と「活き餌」は、どちらも「いきえ」と読みます。生きた虫、エビ、小魚などを針に付けて使う餌です。「活餌」と送り仮名を省いて書かれる場合もあります。
代表例には、アオイソメ、ゴカイ、モエビ、ドジョウ、小アジなどがあります。対象魚や釣り方によって適した生き餌は異なります。
刺し餌・付け餌は「さしえ」「つけえ」
釣り針へ直接付ける餌は、「刺し餌(さしえ)」または「付け餌(つけえ)」と呼ばれます。オキアミ、練り餌、虫餌、切り身などが代表的です。
「刺し餌」は主に針へ刺すことに注目した表現で、「付け餌」は針に付けて魚に食わせる役割に注目した表現です。釣り方や地域によって呼び方が変わることもあります。
撒き餌・寄せ餌は「まきえ」「よせえ」
魚を釣り場へ集めるためにまく餌は「撒き餌(まきえ)」です。「撒く」という漢字が難しいため、「まき餌」と表記されることも少なくありません。
同じ目的の餌を「寄せ餌(よせえ)」と呼ぶ場合もあります。針に付ける刺し餌とは役割が異なり、次のような流れで使用します。
- 1. 撒き餌を投入して魚を集める
- 2. 撒き餌の流れる方向へ刺し餌を合わせる
- 3. 魚に違和感なく刺し餌を食わせる
フカセ釣りやサビキ釣りでは、この「魚を寄せる餌」と「針に付ける餌」の違いを理解することが重要です。
餌木は「えぎ」と読む
「餌木」は「えぎ」と読み、主にアオリイカなどを狙うための疑似餌を指します。「えさき」「えもく」ではありません。
もともとは木で作られた漁具で、現代では樹脂などを使った製品が一般的です。餌木を操作してイカを狙う釣りは「エギング」と呼ばれます。市販される餌木のサイズは号数で示され、2.5号、3号、3.5号などの表記がよく見られます。
釣り餌の意味と主な種類
釣り餌は魚を誘い、食いつかせるもの
釣り餌とは、魚の嗅覚や視覚、味覚などを刺激し、針の付いた餌を食べさせるために使うものです。一般には、次の3種類に大きく分けられます。
- 生き餌:アオイソメ、ゴカイ、エビ、小魚など
- 加工餌:練り餌、魚の切り身、コーン、ペレットなど
- 疑似餌:ルアー、ワーム、餌木、毛針など
さらに、使い方では「針に付ける餌」と「魚を集める餌」に分けられます。同じ釣り餌でも役割が違うため、購入時は商品名だけでなく、対象魚と使用方法を確認しましょう。
読み方と一緒に用途を覚えると迷いにくい
初心者は漢字の読み方だけでなく、何に使う餌なのかをセットで覚えると、釣具店や釣り場で迷いにくくなります。
- 針に直接付けたい:刺し餌・付け餌
- 魚を近くへ集めたい:撒き餌・寄せ餌
- 餌を触るのが苦手:疑似餌や人工餌
- 餌の自然な動きを生かしたい:生き餌
釣り餌は、狙う魚、釣り場、季節、釣り方によって適するものが変わります。釣り餌の種類や選び方まで確認したい場合は、釣り餌の総合ガイド・選び方についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
釣り餌の読み方に関するよくある疑問
「釣餌」と「釣り餌」に違いはある?
基本的な意味と読み方に違いはありません。どちらも「つりえ」と読みます。「釣り餌」は送り仮名を含むため直感的に読みやすく、「釣餌」は商品説明や短い見出しなどで使われることがあります。
パソコンやスマートフォンではどう入力する?
日本語入力では「つりえ」と入力して変換すると、「釣り餌」が候補に表示されます。端末や変換辞書によっては、「つりえさ」からでも変換できる場合があります。
候補に出ないときは、「つり」と「えさ」を別々に入力して「釣り」「餌」へ変換すると確実です。
「疑似餌」と「擬似餌」はどちらが正しい?
釣り関係では「疑似餌」と「擬似餌」の両方が見られ、読み方はいずれも「ぎじえ」です。「疑似」は本物によく似ていること、「擬似」も本物に似せることを表します。商品説明では、より分かりやすい「ルアー」や「人工餌」という表現も一般的です。
結局、どの読み方を覚えればよい?
正式な読みとして「つりえ」を覚えれば問題ありません。「つりえさ」と言っても会話では通じますが、読み仮名を書く場面では「つりえ」が適しています。
つまり、「餌」は単独なら『えさ』、釣り餌などの複合語では『え』と読むのが基本です。
釣り餌は狙う魚や釣り方で選ぶのが基本です。定番の餌をまとめてチェックできます。

