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テナガエビを餌にする|採取と活用

魚・小魚の活き餌

テナガエビ釣りの餌は、赤虫・ミミズ・小エビの身が定番です。なかでも赤虫は口の小さなテナガエビが食べやすく、短時間の釣行でも使いやすい餌です。

ただし、餌の種類以上に重要なのが大きさと付け方です。餌が大きすぎると、テナガエビが端だけをつかみ、針掛かりしません。基本は3〜5mm程度に小さく切り、針先を出して付けることです。

この記事では、テナガエビ釣りにおすすめの餌を比較し、餌の付け方、保存方法、釣れないときの改善策を分かりやすく解説します。さらに、捕まえたテナガエビを魚の活き餌として使う場合の注意点も紹介します。

テナガエビ釣りに適した餌の選び方

テナガエビは、水底にいる虫、小さな甲殻類、魚の死骸などを食べる雑食性の生き物です。そのため、動きやにおいのある動物性の餌がよく使われます。

餌を選ぶときは、次の3点を確認しましょう。

  • 食い込みやすさ:小さく切れて、口に入りやすいか
  • 針持ち:水中で崩れたり、投げたときに外れたりしないか
  • 入手しやすさ:釣具店やスーパー、コンビニなどで用意できるか
食い込み 針持ち 入手性 大きさの目安
赤虫 非常に良い 普通 釣具店で入手 1匹または半分
ミミズ 良い 良い 釣具店・採取 5〜10mm
小エビの身 良い 普通 スーパーで入手 3〜5mm角
イカ・魚の切り身 良い 非常に良い スーパーで入手 幅2〜3mm
魚肉ソーセージ 普通 弱い 入手しやすい 3〜4mm角
かまぼこ 普通 普通 入手しやすい 3〜5mm角
スルメ 普通 非常に良い 入手しやすい 長さ5〜8mm

迷った場合は、食い込みを優先するなら赤虫、扱いやすさを優先するならミミズやイカの切り身がおすすめです。魚肉ソーセージやかまぼこは手軽ですが、柔らかくて外れやすいため、予備の餌として考えるとよいでしょう。

テナガエビ釣りにおすすめの餌7選

1.赤虫

赤虫は細くて柔らかく、テナガエビが口に運びやすい定番餌です。小型のテナガエビが多い場所でも使いやすく、反応を確認する最初の餌に向いています。

針には1匹を通し刺しにするか、大きければ半分に切って付けます。強く何度も刺すと体液が抜けやすいため、針先付近に軽く刺してください。

2.ミミズ

ミミズは動きとにおいの両方で誘えるうえ、赤虫より針から外れにくいのが利点です。太いミミズはそのまま付けず、5〜10mm程度に切って使います。

切った後に水分が出て滑りやすくなるため、乾いた布やティッシュで指先を拭きながら付けると作業しやすくなります。

3.小エビの身

釣具店の冷凍エビやスーパーのむきエビを、3〜5mm角に切って使用します。殻付きの場合は殻が針持ちをよくしますが、大きすぎる殻は食い込みを妨げます。

塩分の強い味付きエビや、油・調味料が付いた食品は避け、無調味のものを選びましょう。

4.イカや魚の切り身

イカは繊維が強く、餌取りに引っ張られても外れにくい餌です。幅2〜3mm、長さ5〜8mmほどの細切りにすると、針先を隠さずに付けられます。魚の刺し身も使えますが、身が柔らかい場合は小さく切りすぎると崩れやすくなります。

5.魚肉ソーセージ

コンビニやスーパーで用意できる手軽な餌です。ただし、水を吸うと割れやすいため、3〜4mm角を目安にし、角の部分へ針を通してください。投げ込むより、足元へ静かに落とす釣り方に適しています。

6.かまぼこ

かまぼこは魚肉ソーセージより弾力があり、比較的針に付けやすい餌です。厚いままだとテナガエビが持ち逃げしやすいため、薄く小さく切ることが重要です。

7.スルメ

スルメは保存性と針持ちに優れています。乾いたままでは硬いため、釣り場の水に数分浸して柔らかくしてから使います。食い込みは赤虫などに劣ることがありますが、餌交換の回数を減らしたいときに便利です。

テナガエビが釣れやすい餌の付け方と手順

仕掛けには、エビ針2〜3号前後やタナゴ針など、軸が細く小さな針が使われます。針が大きいと、餌をつかんでも口元まで入りにくくなります。

  1. 餌を3〜5mm程度に整える

    赤虫は1匹、ミミズは5〜10mm程度が目安です。最初から大きく付けず、針の大きさと同程度か、少し大きい程度にします。つまずきやすい点は、アピールを高めようとして餌を大きくしすぎることです。

  2. 針先側へ餌を刺す

    餌の中央または端へ針を1〜2回通し、抜けにくい状態にします。何度も縫い刺しにすると塊が大きくなり、食い込みが悪くなるので注意してください。

  3. 針先をわずかに出す

    テナガエビ釣りでは、針先を餌の中へ完全に埋めないことが大切です。針先が見えないほど深く刺すと、合わせても硬い殻や口元に掛かりにくくなります。

  4. 障害物の近くへ静かに落とす

    テナガエビは石の隙間、護岸際、杭の周辺、日陰などに潜みます。仕掛けを強く投げると餌が外れるため、ポイントの少し手前へ落として底まで沈めます。根掛かりが多い場所では、隙間の奥へ無理に入れないでください。

  5. 反応が出てもすぐに強く合わせない

    テナガエビは餌をハサミでつかみ、口へ運んでから食べます。ウキが横へ動く、沈むなどの反応が出たら数秒待ち、竿先で重みを確認してからゆっくり持ち上げます。魚のように強く合わせると、餌だけが外れやすくなります。

  6. 10〜15分を目安に餌を確認する

    時間はあくまで確認の目安です。反応がなくても、餌が白くなった、においが抜けた、形が崩れた場合は交換します。アタリがあるのに掛からない場合は、餌を半分程度まで小さくしてみましょう。

捕まえたテナガエビを魚の活き餌にする方法

テナガエビは動きと存在感があるため、肉食魚や雑食魚を狙う活き餌として使われることがあります。ただし、甲殻類の持ち込みや活き餌の使用を禁止している釣り場もあります。使用前に、都道府県の漁業調整規則、遊漁規則、釣り場独自のルールを確認してください。

弱らせずに持ち運ぶポイント

  • 10〜15L程度の容器と電池式エアーポンプを用意する
  • 直射日光を避け、水温の急上昇を防ぐ
  • 過密にせず、石やネットなどの隠れ場所を入れる
  • 長時間運ぶ場合は、汚れた水を同程度の水温の水と少しずつ交換する

テナガエビは酸欠や急激な水温変化で弱ります。また、密度が高いと互いを傷つけることがあるため、必要な数だけ確保しましょう。

魚を狙うときの針の付け方

活かしたまま使う場合は、尾に近い腹部の硬い殻へ浅く針を通します。体の中央を深く刺すと内臓を傷つけ、すぐに動かなくなるため注意が必要です。針の大きさはテナガエビと対象魚に合わせ、泳ぎを妨げない軽い仕掛けを選びます。

釣り場で余ったテナガエビを別の河川や池へ放すのは避けてください。生態系への影響や病気の持ち込みにつながる可能性があります。採取場所と異なる水域へ移動させないことが基本です。

テナガエビ以外の小魚の選び方、保管方法、泳がせ釣りへの使い方は、魚・小魚の活き餌についてさらに詳しく知りたい方はこちらで確認できます。

釣れない原因と注意点のまとめ

テナガエビ釣りで反応がない場合は、餌の種類を次々に替える前に、餌の大きさや狙う場所を見直しましょう。特に多い失敗は次のとおりです。

  • 餌が大きすぎる:端だけをつかまれ、針が口元まで届きません。3〜5mm程度から試します。
  • 針先が隠れている:針掛かりしにくいため、針先をわずかに出します。
  • アタリですぐに合わせる:餌をハサミでつかんだ段階では掛かりません。重みを確認してゆっくり上げます。
  • 底を取れていない:テナガエビは基本的に底付近を狙います。ウキ下やオモリの位置を調整してください。
  • 餌を放置している:形が残っていても、においや動きが弱くなっています。10〜15分ごとに状態を確認します。
  • 日中の開けた場所だけを狙う:石の隙間、護岸際、杭周り、橋の下など、身を隠せる場所を探します。
  • ルールを確認していない:採取禁止区域、期間、漁具、活き餌の持ち込みに関する規則は地域ごとに異なります。

最初の餌には赤虫または小さく切ったミミズを選び、小さく付ける・針先を出す・底を静かに探るという3点を徹底するのが基本です。食い込みと扱いやすさのバランスを見ながら、イカや小エビの身も使い分けてください。

泳がせ釣りには活き餌が欠かせません。入手しづらい小魚は販売店・通販で確認できます。

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