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リールの種類まとめ|用途別の使い分け

ロッド・リール・ライン

釣具のリールには、スピニングリールやベイトリールをはじめ、さまざまな種類があります。それぞれ操作性や得意な釣り方が異なるため、価格や見た目だけで選ぶと「うまく投げられない」「狙う魚に対して力が足りない」といった失敗につながります。

この記事では、代表的な釣具リールの種類と特徴、向いている釣り、番手やギア比などの選び方を初心者にも分かりやすく解説します。最初の1台を探している方はもちろん、釣り方に合ったリールへ買い替えたい方も参考にしてください。

釣具リールの主な種類を比較

釣りで使われる主なリールは、次の6種類です。一般的な海釣りやルアーフィッシングでは、スピニングリールとベイトリールが中心になります。なお、表の順位は初めて使う人にとっての扱いやすさを基準にした目安です。

扱いやすさ順位 リールの種類 主な特徴 向いている釣り 初心者適性
1位 スピニングリール 投げやすく、軽い仕掛けにも対応 堤防、ルアー、投げ釣り、淡水 非常に高い
2位 クローズドフェイスリール 糸がカバー内に収まり操作が簡単 小物釣り、管理釣り場 高い
3位 ベイトリール 巻き上げ力と投げる精度に優れる バス、船、ロックフィッシュ やや練習が必要
4位 太鼓リール 構造が単純で落とし込みやすい 筏、カセ、落とし込み 用途が限定的
5位 電動リール モーターで自動的に巻き上げる 船の深場釣り、大物釣り 設定の理解が必要
6位 フライリール フライラインを収納する専用品 渓流、湖、フライフィッシング 専用技術が必要

リール6種類の特徴と向いている釣り

スピニングリール|初心者にも扱いやすい定番

スピニングリールは、ロッドの下側に取り付けて使用する最も一般的なタイプです。スプールと呼ばれる糸巻き部分が固定されており、糸が螺旋状に放出されます。軽いルアーや仕掛けでも投げやすく、糸絡みなどのトラブルが比較的少ない点がメリットです。

アジやメバルを狙うライトゲームから、シーバス、エギング、ショアジギングまで幅広く対応します。初めて購入するなら、海釣りと淡水の両方で使いやすい2500~3000番が有力候補です。ただし、番手の大きさや糸巻き量はメーカーによって異なるため、数字だけでなく製品仕様も確認しましょう。

ベイトリール|力強さとキャスト精度が魅力

ベイトリールは、ロッドの上側に装着し、スプール自体が回転して糸を放出するタイプです。太いラインを使いやすく、巻き上げ力が高いため、障害物の周辺から魚を素早く引き離したい釣りに適しています。狙った場所へ仕掛けを送り込みやすい点も特徴です。

一方、投げる際にスプールが回りすぎると、糸が内部で絡む「バックラッシュ」が起こります。ブレーキを強めに設定し、最初は10~20m程度の近距離から練習すると扱いやすくなります。バス釣りのほか、船釣りやロックフィッシュにもよく使われます。

クローズドフェイスリール|ボタン操作で投げやすい

クローズドフェイスリールは、スプールがカバーで覆われた構造です。ボタンやレバーで糸の放出を操作できる製品が多く、子どもや入門者でも扱いやすいのが利点です。

ただし、スピニングリールより遠投性能やライン交換のしやすさで劣る場合があります。選択肢も比較的少ないため、本格的にさまざまな釣りへ挑戦するならスピニングリールのほうが発展性があります。

電動リール|深場からの巻き上げを自動化

電動リールは、モーターの力で糸を巻き上げる船釣り用のリールです。水深100m前後、あるいはそれ以上の深場から重いオモリや魚を回収する負担を軽減できます。製品によっては水深表示、巻き上げ速度調整、自動停止などの機能も搭載されています。

タチウオ、青物、イカ、深場の根魚などが代表的な対象です。使用にはバッテリーや船の電源が必要で、対応する電圧、糸巻き量、最大巻き上げ力を確認しなければなりません。一般的な手巻きリールより高価格になりやすい点にも注意しましょう。

太鼓リール|落とし込みや筏釣りに適した構造

太鼓リールは、円形のスプールを備えたシンプルなリールです。仕掛けを真下へ自然に落としやすく、堤防の落とし込み釣り、筏釣り、カセ釣りなどで使われます。

構造が単純で魚の引きを直接感じやすい反面、キャスト性能やドラグ機能は製品によって差があります。左右の巻き方向を変更できないモデルもあるため、購入前に利き手との相性を確認することが大切です。

フライリール|フライフィッシング専用

フライリールは、毛ばりを投げるフライフィッシングで使用します。一般的なリールのようにルアーの重さで投げるのではなく、太く重いフライラインを利用する釣りです。リールは主にラインの収納や魚とのやり取りを担います。

ロッド、ライン、リールには「#3」「#5」などの番手があり、基本的には番手をそろえて選びます。渓流の小型魚では#3~#4、湖や本流では#5以上が使われることがありますが、対象魚や釣り場に合わせた選定が必要です。

釣り方に合うリールの選び方

対象魚と釣り場から種類を決める

まずは、どこで何を釣るかを決めましょう。堤防でアジ、サバ、キスなどを狙うならスピニングリールが使いやすく、バス釣りで太いラインや重いルアーを使うならベイトリールも候補になります。船の深場釣りでは電動リール、筏から仕掛けを真下に落とすなら太鼓リールが適しています。

  • 堤防のサビキ釣り:スピニングリール2500~3000番程度
  • アジング・メバリング:スピニングリール1000~2000番程度
  • エギング・シーバス:スピニングリール2500~4000番程度
  • ショアジギング:スピニングリール4000~6000番程度
  • バス釣り:軽量ルアーはスピニング、重量のあるルアーはベイト
  • 船の深場釣り:必要な糸巻き量を満たす電動リール

上記は一般的な目安です。同じ番手でもメーカーやシリーズによって本体サイズ、重量、糸巻き量が違います。最終的には使用するロッドの適合ラインとルアー重量も照らし合わせてください。

番手と糸巻き量を確認する

リールの番手は、おおむね本体サイズや糸巻き量を表します。小さい番手は軽く、大きい番手は太いラインを長く巻ける傾向があります。ただし、メーカー間で完全に統一された規格ではありません。

製品仕様にある「ナイロン8lb-150m」「PE1号-200m」などの表示を確認し、使いたいラインを必要な長さだけ巻けるモデルを選びます。海のルアー釣りでは、予期しない大物や高切れに備え、必要な飛距離より余裕のある糸巻き量を確保すると安心です。

ギア比は巻き取り速度で選ぶ

ギア比は、ハンドルを1回転させたときにスプールやローターが何回転するかを示します。例えばギア比5.2なら、ハンドル1回転に対して内部のギアが約5.2回転する設計です。

  • ローギア:巻き上げが軽く、一定速度でゆっくり巻きやすい
  • ノーマルギア:速度と力のバランスがよく、汎用性が高い
  • ハイギア:糸ふけの回収が速く、テンポよく探れる

ギア比の数字だけでなく、仕様表の「最大巻上長」も重要です。最大巻上長はハンドル1回転で回収できる糸の長さを示し、80cmや90cmなどの数値で表示されます。

ドラグ性能と本体重量も確認する

ドラグは、強い力が加わったときにスプールを逆転させ、糸を送り出す機能です。魚の急な引きによるライン切れを防ぎます。設定値の目安はライン強度の約25~30%とされることがありますが、結び目の強度やロッドの性能によって適切な値は変わります。

最大ドラグ力が大きいほど万能というわけではありません。小型魚には滑らかな作動、大型魚には十分な耐久性と放熱性が重要です。また、長時間ロッドを持つルアー釣りでは、リールが50g違うだけでも持ち重りの感覚が変わるため、ロッドとのバランスも確認しましょう。

リール選びで失敗しないための注意点

安さだけで決めない

入門用スピニングリールは数千円台から見つかりますが、極端に安い製品はドラグの滑らかさ、ギアの耐久性、部品供給などに差が出ることがあります。使用頻度が高い場合は、予算だけでなくメーカー保証や交換部品の入手性も確認してください。

初めての汎用スピニングリールなら、おおむね5,000~15,000円程度が比較しやすい価格帯です。ただし、販売価格は時期やモデルチェンジによって変動します。

ロッドやラインとの相性をそろえる

リール単体が高性能でも、ロッドやラインと合わなければ十分な性能を発揮できません。軽いロッドに大型リールを付けると操作しにくく、細いラインに対してドラグを強く設定すると切れやすくなります。

ロッドに記載された適合ライン、適合ルアー重量を確認し、その範囲に合うリールを組み合わせましょう。ロッド・リール・ラインの組み合わせを体系的に確認したい方は、ロッド・リール・ラインについてさらに詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。

海釣りの後は塩分を落とす

海水で使用したリールを放置すると、塩の結晶や腐食によって回転が悪くなる可能性があります。使用後はドラグを締め、真水の弱い水流で表面を洗い、乾いた布で水分を拭き取って陰干しします。強い水圧を当てたり、水中へ長時間浸けたりするのは避けましょう。

乾燥後はドラグを緩めて保管します。注油できる場所は製品ごとに異なるため、自己判断で分解せず、取扱説明書に従うことが基本です。

釣具リールの種類は目的と経験に合わせて選ぼう

リール選びでは、最初に対象魚と釣り場を決め、必要な番手、糸巻き量、ギア比を絞り込みます。初めての1台には扱いやすいスピニングリールが適していますが、重いルアーを正確に投げたい場合はベイトリール、深場の船釣りでは電動リールというように、目的によって最適な種類は変わります。

  • 初心者・扱いやすさ重視:2500~3000番前後のスピニングリール
  • 予算重視:必要な糸巻き量とドラグ性能を満たす入門用スピニングリール
  • 汎用性重視:交換スプールを用意しやすい2500~4000番のスピニングリール
  • 操作性・キャスト精度重視:ブレーキ調整機能を備えたベイトリール
  • 巻き上げ力重視:対象魚に合う大型スピニングリールまたはベイトリール
  • 深場釣りの負担軽減重視:糸巻き量と電源方式が合う電動リール
  • 専門的な釣りを楽しみたい人:筏には太鼓リール、フライには専用フライリール

種類だけで決めず、ロッドとの重量バランスや使用するラインまで確認することが失敗を防ぐポイントです。迷った場合は、対応できる釣りが多いスピニングリールから始め、経験を積んでから用途別のリールを追加すると無駄が少なくなります。

ロッドやリールは種類が多く、用途で選ぶのが基本です。人気モデルを見比べてみてください。

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