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冷凍エビ餌の使い方と解凍のコツ

エビ餌

冷凍エビは、マダイやクロダイ、カサゴなど幅広い魚を狙える釣り餌です。活きエビより保管しやすく、必要な分だけ持ち出せるため、初心者にも扱いやすいメリットがあります。

一方で、「スーパーのエビでも釣れるのか」「オキアミとは何が違うのか」「解凍すると柔らかくなり、すぐ針から外れる」といった疑問も少なくありません。この記事では、釣り餌に使う冷凍エビの種類、サイズの選び方、下処理、付け方、保存方法まで順番に解説します。

釣り餌の冷凍エビは用途に合った種類とサイズを選ぶ

冷凍エビ選びで重要なのは、価格だけではなく、狙う魚、釣り方、針の大きさに合わせることです。最初に押さえておきたいポイントは、次の4つです。

  • 扱いやすさを重視するなら、釣具店の釣り餌専用品を選ぶ
  • 小型魚には2~4cm、中型魚には4~7cm程度を目安にする
  • 一つテンヤなど姿勢が重要な釣りでは、頭や殻が崩れていない商品を選ぶ
  • 釣り場では全解凍せず、少量ずつ半解凍して使う

上記のサイズはあくまで選び始めるための目安です。同じ魚でも、地域、季節、魚の活性、使用する仕掛けによって適した大きさは変わります。迷った場合は、針に付けたときに餌が不自然に曲がらず、針先を出せるサイズを選びましょう。

釣り餌に使える冷凍エビの種類と違い

「釣り餌用の冷凍エビ」には、釣具店で販売される専用品だけでなく、スーパーで購入できる食用エビやボイルエビも含まれます。また、見た目が似ているオキアミも定番ですが、生物学的には一般的なエビとは異なる仲間です。

種類 特徴 向いている釣り 注意点
釣り餌専用の冷凍エビ 針に付けやすいサイズや硬さに加工された商品が多い ウキ釣り、胴突き、一つテンヤなど 商品ごとに解凍方法や用途を確認する
食用の生冷凍エビ においと身の柔らかさを生かせる。むき身も使いやすい 根魚、クロダイ、マダイ、投げ釣り 解凍後に水分が出ると針持ちが落ちやすい
ボイルエビ 生より身が締まり、針に付けやすい 餌取りが多い場所、胴突き、穴釣り 味付きや油を使用した総菜は避ける
冷凍オキアミ 集魚力が高く、付け餌とまき餌の両方に使える 磯釣り、堤防のウキ釣り、サビキ 柔らかく、投入時や餌取りで外れやすい

初心者には釣り餌専用品がおすすめ

初めて冷凍エビを使う場合は、対象魚や釣法がパッケージに記載された専用品が無難です。一つテンヤ用、海上釣り堀用、付け餌用などに分けられており、仕掛けに合うサイズを選びやすいからです。

特に一つテンヤでは、エビをまっすぐ付けられることが重要です。頭が外れていたり、胴が強く曲がっていたりすると、水中で回転して仕掛けが絡む原因になります。形がそろい、頭部と尾が残った専用品が便利です。

スーパーの冷凍エビも釣り餌にできる

スーパーで販売される無味の冷凍エビも釣り餌として使用できます。殻付き、生のむきエビ、ボイルエビなどから、釣り方に合うものを選びましょう。塩、香辛料、油、調味液で味付けされた商品は、手や道具が汚れやすいため避けるのが基本です。

なお、釣り餌として開封・加工したエビは、衛生面から食用へ戻さないでください。食品と保管場所を分け、密閉袋や専用容器に入れて管理すると安心です。

対象魚と釣り方に合わせたサイズの選び方

小型のエビはアジや小型根魚向き

全長2~4cm程度の小型エビや、同程度に切ったむき身は、アジ、小型のメバル、ハゼ、ベラなどを狙うときの選択肢になります。小針にも収めやすく、魚が一口で吸い込みやすい点が特徴です。

ただし、餌を小さくしすぎると針から外れやすくなります。針先を出しながら、軸の部分を覆える程度の量を付けてください。

4~7cm程度は堤防釣りで幅広く使える

4~7cm程度の冷凍エビは、クロダイ、カサゴ、ソイ、マダイなどを狙う際の目安です。殻付きのまま使うほか、頭や殻を外し、身だけを縫い刺しにする方法もあります。

餌取りが多い場所では殻付き、食い込みを優先したいときはむき身というように使い分けると効果的です。釣果が出ない場合は、種類を変える前に、エビを半分に切ってシルエットを小さくする方法も試せます。

大型エビはマダイや大型魚向け

7~10cm前後のエビは、一つテンヤのマダイや海上釣り堀などで使われます。ただし、餌が大きければ大きい魚だけが釣れるわけではありません。低活性時には、大型魚でも小さな餌に反応することがあります。

まず仕掛けに適した標準サイズを使い、当たりがあるのに掛からない場合は、エビを短くするか一回り小さいものへ替えましょう。

冷凍エビの解凍・塩締めと針への付け方

完全に溶かさず半解凍で小分けする

冷凍エビを常温に長時間放置すると、ドリップが出て身が柔らかくなります。使用前は冷蔵庫や保冷バッグ内でゆっくり戻し、中心が少し硬い半解凍の状態で必要量を分けると扱いやすくなります。

釣り場では、1回に使う分だけを餌箱へ移し、残りは保冷剤の入ったクーラーボックスへ戻します。海水や氷の溶け水に直接浸すと、身が水を吸ったり、においが弱くなったりするため、密閉袋に入れてください。

柔らかいエビは塩締めで針持ちを高める

解凍したエビが柔らかいときは、塩をまぶして余分な水分を抜く「塩締め」が役立ちます。目安として、エビ100gに対して塩10~20g程度から試し、冷蔵状態で15~30分ほど置きます。その後、表面の水分をキッチンペーパーで軽く拭き取ってください。

塩の量や時間はエビの大きさ、殻の有無、もともとの水分量によって変わります。締めすぎると身が縮んで硬くなるため、短時間から調整するのがコツです。商品に指定の加工方法がある場合は、その説明を優先しましょう。

殻付きは尾側から刺して針先を出す

殻付きエビを胴突き仕掛けなどで使う場合は、尾羽を必要に応じて切り、尾側から針を入れます。殻の下に沿わせるように刺し、胴の途中から針先を出してください。針先が殻や身に埋まっていると、魚の口に掛かりにくくなります。

一つテンヤでは、孫針と親針を使ってエビを固定する方法が一般的ですが、仕掛けごとに推奨される刺し方が異なります。パッケージやメーカーの説明に従い、エビが「く」の字に曲がらないよう固定しましょう。

むき身は縫い刺しにしてコンパクトにまとめる

むき身や切り身は、針を身の中へ2~3回通す縫い刺しにすると外れにくくなります。最後に針先をしっかり出し、垂れ下がる部分が長ければ切り取ります。

投入時に外れる場合は、餌を大きくしすぎていないか確認してください。必要に応じて餌巻き糸を数回巻く方法もありますが、巻きすぎると身が硬くなり、魚が違和感を持ちやすくなります。

冷凍エビの保存方法と再冷凍の注意点

未開封でも表示された保存方法と期限を優先する

家庭用冷凍庫は一般にマイナス18℃程度が基準ですが、扉の開閉が多いと温度が変化します。購入後は早めに冷凍庫へ入れ、メーカーが示す保存温度と期限を守ってください。

大袋の商品は、凍った状態で1回分ずつ密閉袋に小分けすると便利です。袋内の空気をできるだけ抜けば、乾燥や冷凍焼け、におい移りを抑えられます。冷凍庫内では食品と明確に分け、容器に「釣り餌」と表示しておきましょう。

解凍したエビは原則として当日中に使い切る

一度完全に解凍したエビを再冷凍すると、氷の結晶によって身が傷み、次回の解凍時に水分が出やすくなります。針持ちや形も悪くなるため、使用する量だけ解凍するのが基本です。

釣行中に長時間常温へ出していたもの、海水や魚の体液が付着したもの、におい・色・粘りに異常があるものは再利用せず、自治体や釣り場のルールに従って処分してください。余った餌や包装を海や堤防へ捨ててはいけません。

釣り餌の冷凍エビに関するよくある疑問

冷凍エビと活きエビはどちらが釣れる?

魚に強くアピールしやすいのは、動きがある活きエビです。一方、冷凍エビは常備しやすく、針付けが簡単で、持ち運びの負担も抑えられます。魚が餌の動きに反応する釣りでは活きエビ、手軽さやにおい、身の食わせやすさを重視するなら冷凍エビが便利です。

冷凍エビで釣れないときはどうする?

まず、針先が出ているか、餌が回転していないか、サイズが大きすぎないかを確認します。次に、殻を外す、半分に切る、新しいエビへ交換する、底から少し浮かせるなど、1項目ずつ変えて反応を見ましょう。

冷凍エビは時間がたつと白く変色し、身が柔らかくなります。見た目やにおいが弱くなった餌を交換するだけで、反応が変わることもあります。

淡水でも冷凍エビを使える?

魚種や釣り場によっては使えますが、管理釣り場や湖沼、河川では使用できる餌が制限されている場合があります。外来生物対策や水質保全のルールもあるため、釣行前に管理者や漁業協同組合の規定を確認してください。

まとめ:冷凍エビは半解凍とサイズ調整がポイント

釣り餌用の冷凍エビは、対象魚と仕掛けに合う大きさを選び、半解凍の状態で扱うと針に付けやすくなります。柔らかい場合は短時間の塩締めを行い、針先を確実に出すことが大切です。

初心者は釣具店の専用品から始め、慣れてきたら殻付き、むき身、ボイル、オキアミを状況に応じて使い分けるとよいでしょう。エビ餌の種類や対象魚、活きエビとの違いまで確認したい方は、エビ餌についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

エビ餌は種類が豊富で、狙える魚も幅広いのが魅力。冷凍・活きの使い分けを見比べてみてください。

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