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グロー(夜光)餌の使いどころ

人工餌・疑似餌

結論からいうと、釣り餌のグローは、夜間・濁り・深場など視界が悪い状況で餌の存在を目立たせるための発光機能です。ワームや疑似餌、集魚材、針の周辺に付けるビーズなどに使われ、光を蓄えて暗所で発光するタイプが一般的です。

ただし、グローは強く光らせれば必ず釣れるものではありません。魚が警戒している状況では、強すぎる光が逆効果になることもあります。まずは控えめに使い、反応がなければ発光範囲や色を変えるのが基本です。

  • 夜釣りや常夜灯の光が届かない場所では有力
  • 濁り潮や深場でも餌の位置を知らせやすい
  • 最初は部分発光や弱めの光から試す
  • 釣れないときは光量だけでなく、棚・速度・餌の大きさも見直す

グローを含む餌の種類を広く比較したい場合は、人工餌・疑似餌についてさらに詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。

釣り餌のグローとは?発光する仕組みを解説

釣具でいう「グロー」は、主に蓄光顔料を使った夜光仕様を指します。太陽光、照明、UVライトなどの光を一度当てると、その光のエネルギーを蓄え、暗い場所で少しずつ放出します。

グローが使われる代表的な釣具は次のとおりです。

  • グロー素材を練り込んだワーム
  • 表面に夜光塗装を施したルアーやジグ
  • 餌に混ぜる夜光タイプの集魚材
  • 仕掛けに付ける夜光ビーズ、夜光玉、夜光チューブ
  • グロー塗装されたオモリやテンヤ

生餌そのものが発光するわけではありませんが、夜光集魚材をまぶしたり、針の近くに夜光パーツを付けたりすれば、アオイソメ、オキアミ、魚の切り身などの存在を目立たせられます。

グローとUVカラーは同じではない

グローとUVカラーは混同されやすいものの、光り方が異なります。グローは光を蓄え、暗所へ移ってからも発光します。一方、UVカラーは紫外線が当たっている間に蛍光する仕様が中心で、光を止めた後まで長く光るとは限りません。

種類 光り方 向いている状況
グロー・夜光 光を蓄えて暗所で発光する 夜間、深場、濁り、穴釣り
UV・蛍光カラー 紫外線を受けると鮮やかに見える 朝夕、曇天、紫外線が残る水中
通常カラー 自らは発光しない 日中、澄み潮、魚が光を警戒する場面

製品名に「グロー」「夜光」「ケイムラ」「UV」と書かれていても、メーカーによって配合や発光の強さは異なります。購入時は名称だけで判断せず、パッケージの説明を確認しましょう。

釣り餌グローの効果を期待しやすい状況

グローが役立ちやすいのは、魚から餌を見つけにくい状況です。発光によって餌の位置を示し、魚が接近するきっかけを作ります。匂いや動きの代わりになるわけではなく、あくまで視覚的なアピールを補う機能です。

夜釣り・朝夕の薄暗い時間

日没後や日の出前は、グローの代表的な使用場面です。特に常夜灯がない堤防、磯、サーフでは、水中で仕掛けの位置を目立たせやすくなります。アジ、メバル、タチウオ、イカ、根魚などを狙う仕掛けや疑似餌で広く利用されています。

常夜灯周辺では通常カラーにも十分な光が当たるため、全面グローが常に有利とは限りません。明暗の境目や、光が届きにくい底付近へ落とす場合に試すとよいでしょう。

濁り潮・深場・障害物の陰

雨後の濁り、波で砂が舞う場所、数十mの水深を狙う船釣りでは、地上より水中の光量が少なくなります。また、テトラの隙間や岸壁の陰も暗くなりやすいため、穴釣り用のワームや仕掛けにグローを加える方法が有効です。

ただし、水中では光の届き方が水質、波、天候によって大きく変わります。「水深○mなら必ずグロー」と決めつけず、通常色と交互に使って魚の反応を確認してください。

グローが逆効果になりやすい場面

  • 日中の澄み潮で、魚が仕掛けを見切りやすい
  • 満月や強い常夜灯で、水中に十分な光がある
  • 釣り人が多く、強い発光の仕掛けを魚が見慣れている
  • 小魚や甲殻類を自然な見た目で偏食している

このような場面では、無発光、半透明、クリア系の餌やワームへ替える選択肢があります。全面発光から、点発光や部分発光へ落とすのも有効な調整です。

グローの色と発光範囲の選び方

釣り用グローでは緑、青、白、赤などが販売されています。実際の見え方は顔料の種類や水質で変わるため、色名だけで釣果を断定することはできません。最初の1本なら、製品数が多く発光を確認しやすい緑系または白系が扱いやすいでしょう。

代表的な色の使い分け

  • 緑系:発光がはっきり見える製品が多く、夜釣りや深場で使いやすい
  • 白系:光らせる前はナチュラルに見える製品もあり、幅広い魚種に合わせやすい
  • 青系:緑や白とは異なる控えめな印象を試したいときの候補
  • 赤・オレンジ系:エビやオキアミを意識した色として使われるが、製品ごとの発光差を確認する

全面グローと部分グロー

全面グローはワームやルアー全体が光るため、強くアピールしたい場面向きです。一方、部分グローは一部だけが光り、警戒心を抑えながら目印を作れます。

迷った場合は、1〜3cm程度の小さな発光部分や、針の近くに夜光玉を1個付けるところから始めると調整しやすくなります。反応がなければ全面グローへ上げ、魚が追うだけで食わない場合は通常色へ下げる、という順序が分かりやすい使い方です。

釣り餌グローの正しい光らせ方と実践手順

UVライトで蓄光する

グロー製品は、釣り場でUVライトを当てると短時間で蓄光できます。製品差はありますが、まずは5〜20秒程度を目安に全体へ光を当て、暗い場所で発光状態を確認してください。発光が弱い場合は照射時間を追加します。

太陽光や通常のライトでも蓄光できますが、UVライトは小型で狙った部分へ当てやすいのが利点です。紫外線を目に直接当てたり、皮膚へ長時間照射したりしないでください。

実釣での基本手順

  1. 最初は通常カラーとグローを1種類ずつ用意する
  2. グローへ5〜20秒程度ライトを当てる
  3. 狙う棚を決め、同じコースを数投する
  4. 発光が弱くなったら再び蓄光する
  5. 反応がなければ光量、色、棚の順に1項目ずつ変える

蓄光直後が最も明るく、その後は徐々に暗くなるのが一般的です。発光時間は製品や照射条件で異なるため、一律には決められません。目安として10〜20分ごとに状態を確認し、必要な場合だけ再照射すると手返しを保てます。

反応を比較するときは条件をそろえる

グローの効果を確かめたいなら、交換する要素を一度に増やしすぎないことが重要です。たとえばグローへ替えると同時に、餌の大きさ、重さ、釣る棚まで変更すると、何が反応につながったのか判断できません。

同じ重さ、同じ大きさ、同じ棚を保ち、カラーだけを変えて数投ずつ比較します。15〜30分程度反応がない場合は、魚がいない可能性も考え、場所や水深の変更を優先しましょう。

グローを使っても釣れない原因と注意点

光らせすぎて魚を警戒させている

蓄光直後の強い光は、暗い水中では不自然に見えることがあります。魚が近くまで来るのに食わない、追尾だけで終わる場合は、ライトの照射時間を短くするか、蓄光後に1〜2分置いて光量を落としてから投入してみましょう。

魚がいる棚と餌の位置が合っていない

グローは魚を遠距離から必ず呼び寄せる装置ではありません。魚が表層にいるのに底だけを釣っていたり、底にいる根魚へ表層を通したりすれば、発光していても反応は得にくくなります。

水深が分からない場合は、表層、中層、底付近の3段階に分けて探ると効率的です。餌釣りではウキ下、ルアー釣りでは沈める秒数を調整して、反応のある棚を探します。

匂い・動き・サイズが合っていない

魚は光だけで餌を判断しているわけではありません。生餌なら鮮度や付け方、ワームなら動きや大きさも重要です。グローで見つけてもらえても、餌が大きすぎたり不自然に回転したりすれば、食いつかないことがあります。

小型魚を狙う場合はワームや餌を一段小さくし、自然に漂う速度へ調整します。集魚剤や匂い付きワームを併用するときも、使用量は製品表示に従い、海や釣り場を汚さないよう注意してください。

保管と安全上の注意

  • 直射日光、高温多湿を避け、製品の表示に従って保管する
  • ワームは素材によって溶けたり変形したりするため、別製品と混ぜない
  • 集魚材や塗料を使用した後は手を洗い、口や目に触れない
  • UVライトを人や動物の目へ向けない
  • 破損した夜光パーツやワームは釣り場へ放置せず持ち帰る

つまり、釣り餌のグローは「暗い水中で餌を見つけてもらう補助役」です。夜間・濁り・深場では試す価値がありますが、最初は弱め、反応がなければ段階的に強くするのが失敗しにくい使い方です。

虫餌が苦手な方には人工餌・ワームが便利です。発光タイプなど種類を見比べてみてください。

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